就職活動のためのキャリアハンドブック
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● 最近印象に残ったニュースは何ですか?● あなたを漢字1文字で表すと?● あなたが最も幸せを感じた瞬間は?    など99※ 面接後はP.164 「面接 振り返りシート」を活用しましょう。質問内容と自分の回答を記録し振り返ることで、次回からの面接に活かすことができます。 面接官は、面接後に応募者を評価し、次の面接に進ませるかどうかを責任を持って評価します。重要な点は、「この人なら我が社に貢献してくれそう」「入社させたい」と感じてもらうことです。自分の気持ちや思いを正しく理解してもらうためにも、面接官に評価してもらいやすい答え方を心がけましょう。 答え方のポイントとしては、「結果だけでなく目的や理由も併せて伝える」ということです。どのような目的や思いを持って取り組んだのか、どういう理由でそうしたのかなども併せて伝えることができれば、より効果的です。 面接では、さまざまな質問が投げかけられます。予想もしなかった質問をされることもあるでしょう。どんな質問にも、焦らず落ち着いて対応することが重要です。もし事前に答えを準備していなかった質問をされた場合は、「この質問から企業は何を知りたいのか」と面接官の立場になって考えてみましょう。重要なのは質問の意図を読み取ること。見当違いの回答をしてしまわないよう気をつけましょう。 どうしても答えがわからず即答できない場合は、「すみません、今は勉強不足でわかりませんが、次回のチャンスをいただけるのであれば、自分の考えをまとめてきます」などと答えましょう。また、質問の意図が理解できない場合は、「質問の内容は○○という理解でよろしいでしょうか?」と必ず確認しましょう。黙り込んでしまったり、曖昧なまま適当に答えることは、最も避けなければいけません。 面接官は何百人、何千人もの学生の面接を担当して来た採用のプロです。その人から投げかけられる質問に、的確に答えて、何回もの選考に残っていくためには、単なる面接テクニックだけでは通用しません。企業にとって面接とは何か、その意味を十分に理解した上で、自分がその会社の発展にきっと役立てることを熱意を持って面接官に正しく伝えること、これを心構えとして面接に臨んでください。質問例● 自分の短所を話してください。● 配属先が希望と違う場合でも構いませんか?● 他社も受けていると思いますが、弊社は何番目ですか?エントリーシートの「読み上げ」にならないように。面接官はエントリーシートに目を通した上で質問しています。エントリーシートに書いたとおり暗記して、読み上げるような回答ではなく、本当に伝えたいことを自分自身の言葉でしっかりと話すという気持ちで臨みましょう。面接官が評価する点は何かさまざまな質問を想定しておこう熱意をもって面接に臨もう

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