就職活動のためのキャリアハンドブック
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1 言葉遣いを完璧にマスターしていなくても、大きなマイナスになることはありません。しかし、きちんとした言葉遣いは社会人として必要なものであり、それを使おうと努力している姿は面接官の印象にも残ります。反対に、学生言葉を多用していると、不快な印象を与えてしまいます。2 敬語を上達させるためには慣れることが大切です。大学の先輩やキャリアセンターのスタッフと積極的に話をするなど、敬語を使う機会を増やして慣れておくと良いでしょう。ここでは就職活動でよく使う敬語を紹介します。112 敬語は基本となる3種類に分けられます。 違いをしっかり押さえ、状況に応じて使用するようにしましょう。❶ 尊敬語 目上の人に対し、尊敬の気持ちを表します。相手が行う動作などに対して使用します。❷ 謙譲語 自分の立場を低くすることで、相手への敬意を表します。自分が行う動作などに対して使用します。❸ 丁寧語 相手への敬意を丁寧な言葉で表します。語尾に「です」、「ます」をつけるのが基本です。尊敬語(相手が行う動作で用いる)される/なさるいらっしゃる/おいでになるご覧になる言われる/おっしゃるお聞きになる/聞かれるご存じいらっしゃる/おいでになるいらっしゃる/おいでになる/お越しになるお会いになるするいる見る言う聞く知る行く来る会う謙譲語(自分が行う動作で用いる)丁寧語しますいたすいますおる拝見する見ます言います申す/申し上げる聞きます伺う/拝聴する知っています存じる/存じ上げる参る/伺う行きます来ます参る/伺うお目にかかる会います敬語には3種類がある言葉遣いで印象が変わる!よく使う敬語 LESSON.33社会人としての言葉遣いをマスターしよう。 言葉遣いのマナー

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