就職活動のためのキャリアハンドブック
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1 就職活動では、企業にメールを送信、返信する機会が多くあります。また、インターンシップに応募する場合や、選考におけるやりとりに加え、挨拶や参加後感想のメールなどを送ることもありますし、OB・OG訪問の際のアポイントやお礼のメールなど様々な場面があります。社会に出てからも役立つメールのマナーをしっかり覚え、実践しましょう。114 企業の採用担当者は数多くのメールを受け取り、やりとりをしている状況を考え、その中で自分が送信、返信したメールがきちんと相手に受け取ってもらえるよう、マナー違反にならないよう十分、注意しましょう。 まず、学生の連絡手段ではLINEなどのSNSを使うケースが多いですが、社会人がビジネスで使うメールは、それとは違うツールであることを理解しましょう。基本的な事項として、● 件名はわかりやすいもの+自身の名前を入れ、本文の末尾に署名を入れることで誰から来たメールかをわかりやすくする点● 本文の冒頭に宛先の企業名・担当者名など宛名を入れる点● 本文が長文となる場合は改行・段落分けなどで読みやすくする点などが違います。伝えたいメッセージのみを書いて送信するLINEなどとは、また別のツールであると認識することが大事です。 またSNSとは違い、メールを受信、開封しただけでは先方に「既読」が伝わるわけではありません。メールを受信し内容を確認した旨、返信メールで連絡することが必要な場合も多くあります。企業へのメール送信、返信では「受け取る相手の状況を考えた内容」を心がけよう就職活動で必要なのは「社会人としてのメール」LESSON.34気軽に使えるメールにも、社会人としてのマナーがある。メールの書き方・マナー

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