就職活動のためのキャリアハンドブック
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2■ メールアドレスや表示名に注意 多くの社会人が仕事で使うメールアドレスは、本人の名前を使うなど、シンプルな文字や単語で構成されています。ビジネスシーンにふさわしくない奇抜なメールアドレスは使わない方がいいでしょう。また、メールアドレスの「表示名」設定にも注意しましょう。ニックネームなどを登録・設定している場合は誰からのメールか確認できません。また、家族と共有のパソコンでメールソフトを使う際、アドレスに家族の名前が表示されるように登録・設定しているケースもあるので、しっかり確認しましょう。■ 使用禁止文字の使用、HTML形式での作成は避けよう 使用禁止文字とは、半角カナや機種依存文字(①や㈱など)のこと。またHTML形式とは、本文の文字を色付けしたり、文字サイズを変更したりできる作成形式のことです。いずれも受信者側のパソコンで正しく表示されないことがありますので、使用しないようにしましょう。■ 添付ファイルは容量に注意しよう 添付ファイルをつける場合は、データの容量にも注意しましょう。容量によっては相手に届かない場合があるので、大容量のデータを送信する場合は、受信可能か事前に担当者に確認しましょう。■ 深夜のメール送信や、携帯電話のメール使用は避けよう 深夜のメール送信は不規則な生活をしていると思われる場合があります。やむを得ない場合を除いて、深夜の遅い時間から早朝までの時間帯にはメール返信は避けた方がいいでしょう。また携帯電話からのメールは、企業への印象もあまり良いとは言えず、さらには添付ファイル受信や文字数制限等があり、企業からの返信に対応できない場合があるので、なるべくパソコンからメールを送信しましょう。■ 確認メールを忘れずに 企業から手続書類の送付メールや面接日時等の連絡メールが来た場合は、メールを受け取り、内容を確認したことを、必ず返信しましょう。■ 返信メールを作成する際は メールの返信機能を利用する場合、「相手からの文章」も返信メールの本文欄に残ります。返信メールを書く際は、この「相手からの文章」を下に残したまま、自分の文章を書くようにしましょう。そうすることで、担当者が何のメールに対する返信かをすぐに確認することができます。■ できる限り迅速な返信を心がけよう 企業からのメールに返信して答える場合もあります。特に面接日程の調整などの大事なやりとりにおいては、受領の「当日」または「24時間以内の返信」を心がけて下さい。自身の日程調整に時間がかかる場合は、メールの受領確認と何日までに返信ができるかを先に連絡してもよいので、返信がないままの状態にしないよう気をつけましょう。115メールの特性を活かそう!メールは手紙と違ってすぐに相手に届くため、素早い対応に適したツールです。また電話と違い、相手が都合の良い時間に確認できるため、あまり時間を意識せず送信することができます。メールの特性を活かし、状況に応じた活用を心がけましょう。企業からのメールへの返信についてメールの送信、返信の基本マナーと注意点

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