就職活動のためのキャリアハンドブック
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1 インターンシップとは在学中に企業や官公庁などで就業体験ができる制度です。夏休みや冬休みを中心に多くの企業で開催されます。その内容や期間はさまざまですが、「働く」ことを実際に体験できるインターンシップは、業界・職種・企業研究をする上で非常に貴重な経験と言えます。また、インターンシップのプログラムを通じて得られるさまざまな気づきは、自身の成長にもつながるはずです。インターンシップを活用し、より良い就職活動につなげましょう。● 「 会社で働く自分」をイメージできる● 業界・職種・企業研究に役立つ● コミュニケーション能力が身につく● たくさんの人とのつながりができる「先輩社員と仲良くなって、将来の相談に乗ってもらった」「他大学の学生と情報交換をした」など、社会人や他大学の学生とのつながりを持てるきっかけになります。● 内定への近道になる- インターンシップのメリット -362023年4月より、実施期間の半分を超える日数で就業体験を行うものをインターンシップと呼称することになりましたので、これまでよりも密度の濃い就業体験が提供されることが期待できます。就業体験をすることで、仕事の大変さや面白さをリアルに感じることができ、社会人の考え方や姿勢にも触れられるため、働く意欲や将来のイメージを持つきっかけになるでしょう。ネットの情報だけでは知ることができない「企業で働く社員の雰囲気」や「具体的な業務内容」といったリアルな業界・職種・企業に関する情報を得ることができます。インターンシップでグループワークを経験したり、参加のために面接を経験することもあります。相手の話の意図を正しく理解したり、自分の考えを分かりやすく伝えるコミュニケーション能力を磨く機会があります。新しいインターンシップでは企業が学生の評価材料を得る場になり、インターンシップで企業へアピールできると、企業から採用活動へのエントリーに関する案内が来たり、採用選考プロセスの一部を免除するといった内定の近道になる場合もあります。※特別に条件を課している企業を除き、「インターンシップに参加しないと内定を受けられない」ということではありません。インターンシップにはメリットがいっぱいLESSON.11従来とは形の変わる新たなインターンシップインターンシップ

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