2 グループディスカッションは以下のような流れで進行していきます。あくまで一般的な例として参考にしてください。● 司会進行役 より良い議論が行えるようにグループ全体をリードします。発言が出来ていない学生にも気を配り、発言しやすいような雰囲気作りを心がけましょう。● タイムキーパー役 議論が盛り上がりすぎてしまい、気がついたら結論が出ないまま終了してしまった、ということがないように、時間配分を管理する役割が必要です。司会進行役と協力しながら発言をする時間、結論をまとめる時間、発表内容を決める時間などの時間管理を行います。123456● 書記役 活発な議論の中では、一つひとつの意見を全て覚えきれないものです。書記役は出された意見を書き留め、いつでも引き出せるようにしておくことが求められます。ただし、メモに気を取られ自らが発言できなかったということがないように注意が必要です。● その他 上記の役割以外にも、必要に応じて役割分担を行いましょう。また、特定の役割を担わなかったからといって、それだけでマイナスポイントになる訳ではありません。グループの議論がスムースに進行できるよう積極的に取り組みましょう。106人事担当者からの説明グループディスカッションのテーマや実施時間についての説明がありますので、抜け漏れがないようにしっかりとメモを取りましょう。質問がある場合は、説明終了後に行いましょう。グループ内で自己紹介を行う全員が協力してより良い議論をするためにも、グループ内で大学名・氏名などの簡単な自己紹介を行いましょう。役割分担を決める グループディスカッションでは決められた時間内で議論を行った上で、グループとしての結論を出さなければなりません。円滑な議論を行うためにも、議論を始める前にグループ内での役割分担を必ず決めておきましょう。時間配分を決める司会進行役を中心に、意見を出し合う時間、意見を整理し結論を導きだす時間や発表内容をまとめる時間など、あらかじめグループディスカッション全体の時間配分を決めておきましょう。グループディスカッション開始事前に決めた役割、時間配分でグループディスカッションを行います。自らの役割を意識しつつ、グループ全体で協力しながら議論を良いものにしていきましょう。発表グループで議論し、導きだした結論をまとめ発表します。議論の内容を知らない他のグループや人事担当者にも分かるように、なぜその結論に至ったのか論理的な説明を心がけましょう。・ 積極的な発言ができているか・ 発言の内容が論理的であるか・ 議論が行き詰まった時に打開する発言があるか・ 反対意見にも耳を傾けることができるか・ 発言の無い学生にも配慮できているか など10<グループディスカッション>グループディスカッションのポイントグループディスカッションと通常の面接形式との違い1 グループディスカッションとは、与えられたテーマについて学生6〜7名程度のグループでの議論や発表を評価される選考形式です。 個人面接や集団面接のように面接官に自分のことを直接アピールするのではなく、グループでの議論や自分の役割を果たしていくことを通じて、集団内での協調性やコミュニケーション能力、積極性などをアピールしていくことが求められます。グループディスカッションの進め方導入する企業が多いグループディスカッション。苦手意識を持たずにしっかりと対策を立てよう。セミナーやガイダンスなどで一度は体験することをお勧めします。人事担当者のチェックポイント(例)グループディスカッションの役割COLUMN
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