1 業界研究と並行して、職種研究も進めていきましょう。「新卒者の3割が入社3年で離職する」と言われる今の時代。原因の1つは、「イメージしていた仕事と実際の内容が違っている」ことにあります。 世の中にはたくさんの職種があり、同じ職種でも企業によって内容が異なる場合もあります。「どのような仕事をしたいのか」「どのように成長していきたいのか」を明確にし、それを実現できる職種を見つけることが大切です。まずは、どのような職種があるのかを見てみましょう。44【他にもこんな仕事がある!】[営業系]代理店営業/カウンターセールス/海外営業 など[販売・サービス系]スーパーバイザー/キッチンスタッフ/ホールスタッフ など 【他にもこんな仕事がある!】法務/経営企画/貿易事務/秘書/受付/購買 など 営業は、商品やサービスを売る仕事。提案、見積もり、納品、アフターフォローなど全ての窓口になる。販売・サービスには、接客や店舗運営の仕事があり、一般消費者をはじめ取引業者などともやり取りする機会が多くなるため、交渉能力も重要なポイント。法人営業セールスエンジニア店舗販売財務・経理は金銭面の管理を、総務は事務の統括や企業運営のサポートを行う。事務の仕事は別の部署と関わることが多く、多方面にわたって気を配ることが重要。業務によっては、簿記や法律関係といった専門知識が必須になる。財務・経理広報企画一般事務企業に対して、自社の製品やサービスなどを提案する。新規顧客を獲得する新規開拓営業の仕事と、既存顧客が中心のルート営業の仕事がある。IT技術や機械製品などの専門知識が必要な製品・サービスを、技術的な視点で説明・提案する。店舗スタッフとして、自社製品や商品を消費者に販売。店舗の在庫管理も担当する。資金の調達やお金の管理などを行う。経営状況を把握し、経営戦略のアドバイスをすることもある。自社製品・サービスの広告宣伝や企業の認知度アップ、企業活動についての報告・発表などを行う。新しい製品やサービスを企画したり、販売の方法・戦略を立案する。来客応対や電話の取り次ぎ、書類の管理・整理、備品の購入など、さまざまな庶務業務を担当する。一般消費者に対して、自社の製品やサービスなどを提案する。訪問販売や、ショールームなどでのセールスがこれにあたる。製薬会社などの営業担当者として、医師や薬剤師に自社の医薬品に関する情報を提供する。商品の仕入れを担当。需要と供給のバランスに見合った物を仕入れ、効率よく売れる仕組みを提案する。 社員の採用や、教育、業績評価、勤務状況管理、福利厚生などを担当する。行い、市場の動きや消費者のニーズを調査する。職場環境の整備を担当。企業によりさまざまだが、事務用品の手配や管理を始め、社内ネットワークの管理などを担うケースもある。売上の管理や営業用資料の作成、納品書・請求書の作成など、営業を支援するための事務を担当する。個人営業医薬情報担当者(MR)バイヤー人事マーケティングさまざまなデータの収集・分析やアンケートなどを総務営業事務どのような職種があるのかを知ろう LESSON.13将来のことまで視野に入れて、自分に合う職種を見つけよう!営業系・販売サービス系事務系 職種研究をしよう!
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