1 立ち居振る舞いや話し方によって、相手に与える印象は良くも悪くも変わります。良い印象を残すため、以下のような行動や態度、話し方に気を配り、胸を張って面接に臨みましょう。ポイントは「明るく」「元気よく」「礼儀正しく」振る舞うこと。失敗を気にしすぎたり、マナーにこだわって硬くなりすぎないよう注意しましょう。相手を敬って、それを示そうと努力する姿勢があれば、その気持ちはきっと相手に伝わります。94ぼそぼそと聞き取りにくい声や暗い声は、あなたの印象を悪くしてしまいます。自信がないと、つい声が小さくなってしまいがちですが、普段から大きく明るい声で話せるように練習しておきましょう。普段から猫背やうつむきぎみの人は要注意。自信がなく、やる気が感じられないと受け取られることもあります。背筋を伸ばして胸を張り、美しい姿勢を保ちましょう。 お辞儀は首だけでなく、背筋を伸ばし、腰から曲げるのがポイントです。 用途に応じ、以下3種類のお辞儀を使い分けましょう。❶ 会釈(軽いお辞儀) 腰を15度ほど曲げます。 受付や社内で人とすれ違うときに使用します。❷ 敬礼(普通のお辞儀) 腰を30度ほど曲げます。 面接室への入退室の際に使用します。面接官の目をしっかりと見て話すことが大事です。目を見て話すのが苦手な人は、相手の額からネクタイの結び目までの間に視線を向けて話すと話しやすいでしょう。面接官が聞き取りやすいように、センテンス毎にひと呼吸を置くなど、ゆっくりと話すことを意識しましょう。ゆっくり話すことで、気持ちを落ち着かせることにもつながります。また、学生言葉などが出ないように、言葉遣いのマナーにも十分気をつけるようにしましょう。➡P.112「言葉遣いのマナー」を参考にしよう!❸ 最敬礼(丁寧なお辞儀) 腰を45度ほど曲げます。 お礼を言ったり、お詫びをする際に使用します。お辞儀の種類声視 線話し方ポイントは「明るく」「元気よく」「礼儀正しく」LESSON.29面接に向けて、印象の良い話し方、社会人としての基本的なマナーを身につけよう。姿 勢面接のマナー
元のページ ../index.html#96