CAREER GUIDE BOOK 2027
5/120

3   ■キャリアはこれからおくことが必須になります。研究・学業とインターンシップ・就職活動は、どちらかに偏るのではなく「両立」が重要です。研究室によって研究活動が佳境になる時期は異なるので、各自、指導教員とよく相談をしてスケジュールを立てましょう。■初めてのキャリアの節目、誰と一緒に考えるかこれから皆さんは、教育を受ける世界から仕事をする世界に出るという大きな「キャリアの節目」を迎えます。キャリアの節目には、ぜひ、多くの人の意見を聞きディスカッションすることをお勧めします。【キャリアや就職について、皆さんの相談相手の候補】・研究室の指導教員、スタッフ、先輩、OB・OG・系、コース、分野等の就職担当教員・ 学生支援センターのスタッフ(大岡山未来人材育成支援室キャリアアドバイザー、湯島学生支援室カウンセラー(相談員))・ 蔵前工業会くらまえアドバイザー(企業での勤務経験豊富な複数の卒業生による相談)・ご家族、友人、これまでの恩師・ 就職活動やインターンシップで知り合う企業の人事や社員■不安と迷いへの対応キャリアの節目には、迷いや不安を抱えることになります。それ自体は誰でも経験することで、過度に心配する必要はありませんが、一人で抱え込みすぎず、学生支援センターや保健管理センターの専門家の先生方に相談することができるということを覚えておいてください。人生 100 年時代、職業についている期間も、60 年ぐらいは当たり前になってくるでしょう。転職、企業、副業など、「キャリアの複線化」の時代でもあります。大学卒業後のファーストキャリアは引き続き大事ではありますが、働いてみてから臨機応変にキャリアを変えていけることも、これからの時代を生きる皆さんの特権だと思います。社会に貢献し、個人としても幸せになるキャリアの構築のためには、学生時代に、今しかできない「仕事の基礎力」を身に付けることがこれまで以上に重要になります。東京科学大学での恵まれた研究生活とそこで身に付く力を常に意識しつつ、充実した学生生活を送ってください。

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る