1事実だけでなく、能力や考え方の成長を伝える2構成・表現は簡潔で分かりやすく3聞き手に伝わる構成を心掛けよう4数字や実例などを用いて具体的に5話すとどれくらいの長さになるか123123自己PRは、自己分析から作られる。説得力のある自己PRを作っていこう。 どの強み・エピソードで自己PRをしていくかが決まったら、実際に文章を組み立てていきましょう。次の3ステップが基本パターンです。チェックしておこう面接で話す際、自分の自己PRがどれくらいの長さになるのかチェックしておきましょう。原稿用紙1枚(400字)は、面接で話すと1分くらいになると考えてください。アピールするポイント(=結論)を最初に伝える「アピールポイントは何なのか」という結論を先に述べると、強い印象を与えることができます。裏付けとなるエピソードを具体的に伝えるもちろんアピールポイントを伝えるだけでは、相手には根拠が分からず説得力がありません。具体的なエピソードとともに、「なぜそう行動したのか」「それにより何を学んだのか」なども盛り込むようにしましょう。仕事で活かせる能力をアピールするエピソードとともに「この強みを仕事でこう活かします」と企業に伝えることが重要です。事実をそのまま伝えるだけでなく「なぜそうしたのか」「どう取り組んだのか」「困難をどう乗りこえたのか」「何を学んだのか」「これからどう活かすのか」など、能力や考え方の成長に関する内容も盛り込みましょう。無理に凝った構成や表現にしようとすると、かえって伝わりにくくなる可能性があります。分かりやすく、簡潔にまとめるようにしましょう。話の中身は立派でも、流れが整理されていなかったり、単なる自慢話になっていたりすると、魅力がうまく伝わりません。どのようにしたら魅力を感じてもらえるか、話の流れ・構成に注意しましょう。自分の強みを正しく理解してもらうためには、数字や実例を挙げて説明することが有効です。曖昧な表現では、あなたの人物像も曖昧にしか伝わらないと考えておきましょう。29自己PRを作る際のポイント□ 絶対に譲ることのできないこだわり□ 複数のエピソードから見える価値観や信念□ 共通した価値観からとった行動□ 長所+それにまつわるエピソード などアピールポイント例自己PRとは「企業に自分を売り込む」こと 就職活動における自己PRは、例えるなら「自分という商品を企業に売り込む」ことです。商品を売り込む場合、その商品についての知識をつけ、その商品の良さを相手に納得してもらう方法を考えるのではないでしょうか。就職活動も同じです。「自分という商品がいかに素晴らしいか」を、過去の経験や将来の可能性などを交えて企業に説明します。この「納得させる材料」を、自分の中から引き出してくる作業が自己分析です。これを怠ると、抽象的で漠然とした話にしかならず、説得力のあるアピールにはなりません。時間をかけて自分を深く掘り下げ、企業を納得させる自己PRを作りましょう。自分の内面にあるものと行動がつながる部分を見つける 今までの自己分析で出てきた結果を整理していきましょう。一見するとバラバラに思えるものも、そこには共通して見られる価値観や性格、能力、行動パターンなどがあるはずです。例えば、「この3つのエピソードから、こういう性格が見えるな」というように、つながっている部分を見つけていきましょう。それがいくつかできたら、その中から「どれが1番のアピールポイントになるか」を考えていきましょう。3ステップで自己PRを組み立てる自己分析➡自己PR
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