東京工業大学 就職ガイドブック 2025
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1研究概要わかりやすく・2研究背景・先行研究3テーマ選択・問題意識4研究方法125BC3Dここまでに得たもの 技術系職種において、大学・大学院の研究内容や、学んだ技術系の知識・技術に関する面接です。事前にA4用紙1〜2枚程にまとめた研究概要書を提出させ、それを使ってプレゼンテーションさせることもあります。研究の背景、目的、方法、オリジナリティや新規性、社会への応用可能性(どのような役に立ちそうか)、結果、課題等、研究内容についてはさらに深く質問されることもあるので、しっかりと準備をして臨みましょう。 この面接は、技術部門の社員、管理職等が面接官となる事が多いですが、必ずしも自分の専門と同じ分野の人が実施するとは限りません。したがって、専門用語を用いて学会発表等の時のように話をすると、理解されないこともあります。自分の研究内容をいかに分かりやすく伝えるか、コミュニケーション力が求められます。また、研究を通じて得た専門性だけでなく、論理的思考力や研究に取り組む姿勢についても評価されます。自分が粘り強く打ち込んできた研究について、意欲的に伝えましょう。86技術系職種ならではの面接形式。研究内容を事前にしっかりまとめておこう。具体的な説明が出来る相対的な位置づけを的確に説明出来る具体的な理由を伴う主体的選択と目的意識が説明出来る方法と期待する効果について、わかりやすく・具体的な説明が出来る現状、課題、今後の研究予定について説明出来る独自のテーマ設定や問題提起、これまでにない研究方法などを説明出来る課題に対する適切な工夫と成果を説明出来る社会にどのように活かせるかを説明出来る科学的理解、倫理意識、研究技術、能力等、研究から得たものを具体的に説明出来る俯瞰力・構成力論理的思考力・課題発見力着眼点・問題意識計画力・柔軟性・問題解決力計画力・自己管理力発想力・着眼点目的意識・課題解決力社会的意識・ビジネスセンス専門性・主体性・協働・成長意欲・目的意識・目標設定・実践力・耐性 等❶ 分かりやすい表現、長文になり過ぎない等、一見して理解しやすい資料作成を心がける。❷ 現状で殆ど進んでおらず「方法」等が書けないという場合には予定の段階で構わない。予定している内容を記入する。❸ 多くの場合、結果に繋がっていない時期であり、その点は採用側も認識している。現状や今後についてのあらましが説明が出来るように準備する。❹ 資料の段階では専門用語を活用できる。説明の段階では、一般的な例をあげて分かりやすく説明出来るように準備しておく。❺ 数式などを記入する場合には乗数等が潰れてしまわないように注意する。❻ 図表は自身で作成したものを活用する。❼ 修士・博士の場合には学部の卒業研究についても同様の資料を用意しておく。技術面接の際に研究をA4一枚にまとめたものの提出を求められることがあるので準備しておく。資料構成例説明項目説明ポイント進捗と今後の予定※上記のポイントを一つの流れとし、下記、A~Dを盛り込むことA独自性工夫貢献採用側の評価ポイント研究の目的対象と方法手法APOINT 研究タイトル研究概要独自性図表手法B現状の課題今後の予定技術面接の内容技術面接のポイント研究内容説明用資料の作成ポイント技術面接

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