電気通信大学生のための就職情報誌2025
14/112

9 採用試験の中で最も重視されるのが面接です。個人面接や集団面接、グループディスカッションなど、いくつかの種類があります。本番では落ち着いて臨めるように、事前に模擬面接をするなどの準備をしておきましょう。7 多くの企業が書類選考として、エントリーシートを採用しています。取り組んできた自己分析や、業界・職種・企業研究の成果を試されます。いわば「書類上の面接」と言えるでしょう。8 「早くから対策を立てておけば良かった」と嘆く先輩も多い筆記試験やwebテスト。大きく分けて「一般常識試験」と「適性検査」があります。面接に進むための選考になることが多いので、対策は早めに立てましょう。 政府要請のスケジュールに縛られず、早期から選考を実施する企業は年々増加の傾向にあります。「知らない間に志望 企業の選考が終わっていた」ということならないように、 志望する業界や企業の選考スケジュールの動向を注視するよ うにしましょう。12 通年採用とは、企業が年間を通じて採用活動を行うことで、既卒者や留学生も含め幅広く門戸を広げることを目的としています。 例年同様、「3月に採用情報公開」「6月に選考開始」という政府方針はありますが、個々の企業の採用スケジュールや採用プロセスは多様化する見込みです。6月以前に面接を実施して内々定を出している企業もあります。 3月1日の就活解禁日になってから動き出すのではなく、早期からしっかり情報収集に取り組むことが重要です。企業の採用活動が多様化することを見据えた上で、今まで以上に業界に関する情報収集や、経験を積んでおくことが何よりも重要になります。しっかりと自分の長所をアピールできるように、早めに準備を始めておくことが大切です。 ピーク時には何社もの選考が集中します。説明会への参加、エントリーシートの提出、面接試験など内容もさまざまで、効率的に行動するためにはスケジュール管理がとても重要になります。「約束を守る」という基本的なルールは、就職活動に限らず、社会人として当たり前のこと。締め切りや時間に遅れるなど、不十分な管理が原因でチャンスを逃すことになっては大変です。しっかりと管理ができるように、手帳を1冊用意することをお勧めします。選考が進むにつれて、近い日程で急に面接の予定が入ることも多くなります。その都度手帳に書き込む癖をつけ、スケジュール管理をこまめに行いましょう。手帳には日時だけでなく、会場の場所や最寄り駅、持ち物、終了予定時間など詳細まで記入しておくのがお勧めです。1ページに1週間分を書き込める手帳は、記入スペースが広いので便利です。10 就職活動の1つの目標。複数の企業から内定(内々定)が出た場合は、結論を延ばしすぎることのないよう、誠実な対応をすることが大切です。また、お世話になった方々へのお礼も忘れずに。学生に求められることは?こまめなスケジュール管理を詳細まで記入しておこうエントリーシート提出筆記試験・webテスト必ず志望する業界・企業の最新のスケジュールを確認しよう「通年採用」が拡大します面接内定スケジュール管理が大切手帳によるスケジュール管理12

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る