2023年の4月以降、学生のキャリア形成支援に関しては、下の表のように、条件ごとによってタイプ1〜 4の類型に分けられました。タイプ1に当てはまるものを「オープン・カンパニー」、タイプ2に当てはまるものを「キャリア教育」、タイプ3とタイプ4のことを「インターンシップ」と呼びます。 高い年次になってから自分のキャリアデザインや企業・業界研究をしていては、自らのキャリア選択の幅を狭めてしまうことになりますので、大学に入学し、学業の妨げにならない範囲で早いうちからオープン・カンパニーとキャリア教育には参加しておくことが望まれます。 産学協議会※は今後、タイプ3のインターンシップの拡充を企業等に推進していきますので、より実践的な就業体験が広がっていくことが予想されます。※経団連と大学のトップが直接対話する枠組みとして、2019年1月に設置。夏以降〜翌年の春インターンシップに参加インターンシップに参加して、業界・職種・企業を肌で感じよう。※企業によってはこれらの類型やスケジュールに則っていないものも実施しているので注意が必要です。 インターンシップに参加する時は、目的意識をしっかりと持つことが大事。「みんなが参加しているから」「有名な企業だからなんとなく」といった受け身な姿勢で参加しても得るものはありません。インターンシップを通じて自分がどう成長したいのか、何に対して理解を深めたいのかといった、自分なりの目的意識を必ず持った上で参加するようにしましょう。積極的に取り組んだインターンシップの経験は、説得力のある自己PRや志望動機にもつながるはずです。4120234月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月4月以降情報収集をスタート類型タイプ1:オープン・カンパニータイプ2:キャリア教育タイプ3:汎用的能力型インターンシップタイプ3:専門活用型インターンシップタイプ4:高度専門型インターンシップ職業体験の有無なし任意ありありあり学生の参加期間超短期(単日)学部生・修士・博士 短期(1〜3日)・長期の場合もあり短期(5日間以上)学部生・修士・博士学部生・修士中心長期(2週間以上)学部生・修士・博士長期(2か月以上)2024随時本選考〜内定出し3/1採用情報公開エントリー受付、合同イベント・説明会6/1以降採用選考対象課程人事担当者以外の社員の参加任意任意必須必須修士・博士必須学校推薦1234インターンシップに参加して業界・職種・企業研究に役立てようインターンシップとは企業や官公庁などで就業体験することを指します。夏休みや冬休みなどを中心に、多くの企業でインターンシップが実施されます。インターンシップの期間は企業によってさまざまです。 インターンシップにはたくさんのメリットがあります。中でも大きいのが、企業で「働く」ことを実際に体験して感じることができる点です。その意味で、業界・職種・企業研究の有効な手段と言えるでしょう。新しい学生のキャリア形成支援の類型4類型のタイプ別特徴目的意識をしっかり持って参加するインターンシップ
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